コラム 三寒四温

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ガガ様

“リベラル”がどうのとか、「まるで応仁の乱だ」やら、史上最悪の宰相といわれた元首相の動向だの、衆議院選挙を前にして各メディアがお茶の間を賑わしていますが、私の目には茶番としか映りません。そのお膳立てに乗ってしまうかのような一部政治家の面々、まるで芸能人のようだと思いませんか?「ここまでバラエティにもってゆくのか」という懸念を持つのは私だけではないでしょう。

日本国は、この先どのような方向へ向かってゆくのでしょうか。国民一人ひとりのモラルの向上には、一から日本の教育問題を考え直さなくてはならないのでしょうか。失われた時間を取り戻すのは、容易なことではありません。

少し前の話題ですが、乳製品が生産過多になれば、乳牛を殺処分してしまうというような愚策を決定する役所仕事は“リベラル”という本来の意味をはき違えているようにしか見えません。長年の因習から解放へと向かう動きは“革命”ではありませんが、むしろ自由な思考力で大いに議論があってよいものでしょう。


話が暗くなる一方なので明るい話題を一つ。入院中のベッドに横たわりながら、とあるテレビクイズ番組を見ていると、こんな質問がありました。

「レディ・ガガが来日して、いの一番に行く場所はどこでしょうか?」

何のことやらチンプンカンプンな設問ですね。そこでヒントが出ました。「それは食べるところです」。色々と珍回答が出されましたが、答えはナント、私が愛して止まない……

「立ち食いそば屋」でした。

好感持てますね! ガガ様。まさに世界一リベラルな国・アメリカが生んだ歌姫であります。

腰痛が完治したら、お気に入りの立ち食いそば屋で道行く人をウォッチングしながら好物のレンコン天とゴボウ天を入れた野菜天ぷらそばを、ズズーっとすすってみたいものです。


覚醒

主治医の許可を得て、
台風一過でピーカンとなった祝日の月曜日に外出。


港区麻布台の東京アメリカンクラブへ家内に連れて行ってもらいました。プールサイドのサンデッキでコパトーンを塗ってもらって、入院で青白くなった身体を日焼けしたのですが、1時間で限界を感じてしまうほどの、ものすごい日差しには驚きました。

日避けテントがあるテーブルに移動して、ベーコンチーズバーガーにチャイニーズチキンサラダ、コーラを家内とシェア。久々のアウトドアでの食事、それも私のお気に入りの場所で過ごせたことは、少しの時間ですが感謝そのものです。

TVでは永田町がざわつき、衆議院解散選挙の嵐が吹き荒れそうだ、とマスコミが世間を賑わせています。自民党の圧倒的な勝利を以って盤石なものとし、日本国を“北”の問題や世界中に拡散している非人道なテロに屈しない国家たるべく大義をもって安倍政権を構築していただきたいと願います。

病室の窓外に流れる白い雲は、今日もさまざまに形をつくりながらゆっくりと流れていきます。午後には、手術により神経を刺激している血栓を取る簡単な手術が予定されています。私が思うに、麻酔から覚醒するとなぜか毎回、脳が活性化するのです。今回の覚醒では、どんな風に活性化するのか
少々怖くもありますが、プラス思考で“楽しみ”としましょう。

本紙読者の皆様のご健勝を、心よりお祈り申し上げます。


沸き起こる雲

術前の朝、病室から窓外の空を見る。
流れていく大きな雲。
遠くのクレーンはゆっくりと荷を吊り上げ、
眼下には女学生が楽しそうに語らいながら校門に
消えていく。

そういえば夕べ、茜色に染まった夕焼けは美しかったな~。

  ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇

70周年のレセプションで、昨日までは100mを歩くのが“やっと”だったのに、精力的に各テーブルを回ってご挨拶できたこと、そして最後に参加者の皆様とかたい握手ができたこと。
まさに、アンビリーバボー! な一日でした。

ひとえにご講演いただいた同じ教会員の飯島延浩社長の聖なるパワーと聖霊の助けがあったからこそ成しえた一日でしたが、奇跡もここまで。入院となりました。

翌週、予定通り広尾の日本赤十字社医療センターにて腰の手術を行い、早期退院かと思っていたのですが、延長入院。折しも昨年の二月、胃癌で全摘手術後の八日目に感染症にかかり、緊急オペで十日間のICU生活を含め2ヵ月近くにも及んだ入院の日々を思い出してしまいました。延長再び、です。

というのも、退院間近の腰の手術を経て一週間目、座して病院のベッドから見上げた青空に、鯨のような大きな雲がぷかぷかと現れたのです。そして翌日の早朝、突然トイレで膝から崩れ落ちてしまいました。ナースコールをしてベッドに戻され、日曜にもかかわらず急遽MRIの検査を受けたところ、大きな血栓が腰から下の神経を圧迫していました。

駆けつけてくれた担当医師は「血栓溶解を待つか再手術か」とおっしゃっていましたが結局、再手術となりました。

病床から見る雲は沸き起きては消え、また流れ、色々な表情を見せてくれます。

  おうい雲よ
  ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうじゃないか
  どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか

山村暮鳥の詩です。これに私はこう付け加えたい。

 沸き立つ雲のごとく、
 流れる雲のごとく、
 時にはゆったりとした心が人生を楽しくさせてくれる


ここで僭越ながら私も一句。

  病床で 座して見つけた さんま雲
  焼いて食べよか 術前の朝


リバーサイドホテル 5

「間違いない、メゾンカイザーだ!」

思いがけない発見に、声を上げてしまいました。
「それって、有名なパン屋さんなんですか?」
と、醤油かけご飯生活の修平君。
「そうだよ、行ってみよう」

周囲の建物とはそぐわない1枚ガラスの大きなドアを引き開けると、心地よい冷気と同時に
「ああ、この香りだ」
と思わず呟くほどの芳香に迎えられました。修平君も、
「食欲をそそる匂いですね」
と期待を高めている様子。

デニッシュやクロワッサンの甘ぁーく感じるバターの香り。プノンペンでこの香りは、とても信じられない、魔法の香りです。そしてメコン河を臨むガラス張りの店内のなんとまあお洒落な事! 入ってすぐ右側の冷蔵ケースにはバゲット・モンジュにチーズやハム等がトッピングされたサンドイッチが並んでいます。その横のガラス棚にはデニッシュ類が数種類とクロワッサンが。日本やパリの店舗とは違って品揃えが少ないものの、焼き立てのデニッシュもそそられます。私と修平君はカマンベールチーズがたっぷり入ったバゲットサンドをお土産用に、そしてクロワッサンとカフェオレをオーダーして、見晴らしの良い窓際の席に座りました。クロワッサンが1つ1ドル25セント、カフェオレ3ドル50セント。何か変ですね。

と、ここで修平君が、

「最近スタバができて、プノンペン大学の学生や若者達で連日満席なんですよ」

との事。そういえば40年以上前に仕事でたびたび訪れていた台湾の台北市に、日本の上島珈琲店が出店した時にも同じような光景だったなとおぼろげに思い出しました。若者達にとっては“ステータス”なのでしょう。

エリック・カイザー氏の店は以前も偶然発見したことがあります。3年ほど前に友人が出馬した大統領選の応援に訪れたチュニジア共和国でのこと。立地はカルタゴ遺跡そばの観光地で坂の多い街で、可愛い店員さんと一緒にE・Kの看板を背にして撮影しました。
(「日本パン・菓子新聞」2014年2月15日号・76ページ)

他のお客様には申し訳ありませんでしたが、店のほとんどのパンを買い占めて友人の選挙本部に差し入れたところ、大いに喜ばれました。

意外な国の意外な場所で見つけるメゾンカイザー。今後も続々と海外に出店予定があるそうなので、“偶然の遭遇”が楽しみです。

クロワッサンとカフェオレで一服したあと、再びチリチリと照りつけるリバーサイドを歩いてヒマワリホテルに到着、プールでひと泳ぎしてから「平壌レストラン」で“喜び組”のディナーショーを楽しむ事にしましょう。(終)


弊社社長 菅田耕司のコラム


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