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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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愛と希望

米朝のトップ会談をTVで見ていて、とある韓ドラの王朝時代劇を思い起こしました。大国との交渉術は高度なテクニックを要するようで、韓ドラのように何か滑稽でもありましたが対岸の火事どころではない脅威を見せつけられたのも事実です。二度とあってはならない“核”のカードを、決して切らせてはいけません。

私達は永遠に残るものを大切にして生きていかなければなりません。それは「愛と希望」です。どんなに物質的な豊かさがあっても、愛と希望のない人生なんて悲惨ではありませんか。愛と希望をもって祈り求めつつ、世界平和と平穏な暮らしを願うのは人間として当然の権利であり主張です。

マタイの福音書7章12節には次のように記されています。
それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、
他の人にもそのようにしなさい。
これが律法であり預言者です。

聖書の御言葉は時として理解や実行に苦しむ事が多いものですが(私の場合、特に多いのかもしれません……)、こうした真理を力強く説いた御言葉で、全ての紛争が治まるかもしれません。

昨今、新興国の経済発展はものすごいスピードで近代化しています。そこには大国の影が見え隠れしますが、今回決裂した米朝トップ会談が良い種蒔きとなれば、平和は必ず訪れるでしょう。さて、トランプさんの次のカードは何でしょう? 全世界の手本となるべく基軸通貨国としての威厳をもって、今なお人権を無視した紛争が続く地球における“スーパーシェリフ”の役割を果たしていただきたいものです。

愛と希望は、誰もが持っている一番の宝物だからこそ、何より一番大事にしてほしいと願う者の一人です。

通販の功罪

近頃は自宅療養する日が多くなり、日中からTV桟敷でニュースやワイドショー、映画にドラマ再放送などを鑑賞する事が多くなりました。

そんな中、改めて感じるのが通販番組の多さ! 健康器具やご当地グルメ、サプリメントに家電製品。しかも、

「今から30分以内にお申し込みいただければさらに1万円引き!」
とか、
「どんなに古くても故障品でも結構です。お使いの掃除機を今なら2万円でお引取りします!」

なんて消費者心理を煽るセールストークについつい引き込まれ申し込んでしまう視聴者は相当数いるはずです。実は私もその1人なのです。

昨年から欲しかった「Gゼロクッション」は評判が良いらしく、半年ほど前はネットオークションで定価の2倍以上の値付けでも売れていました。

「まるで宙に浮いているような感覚で、腰痛持ちの私にはピッタリです!」
だの、
「宇宙工学から生まれた新素材を使用しているので、まるで無重力の世界を体験しているみたい!」といった購入者の感想や、街中で通行人を呼び止めてクッションをのせた椅子に座らせる検証ロケ映像などで驚きと喜びの顔や声を大映しで見せつけられては、ますます欲しくなるのが人情というものです。

そして先日、昼のロードショウで“Gゼロ”の通販CMが久し振りに流れていたのを見かけ、ダイヤルするとあっけなく購入できました。

映画が終わると経済ニュースが始まりました。アメリカのとある寂れたショッピングモールの映像が流れます。

「繁栄を続けたアメリカ経済ですが、庶民の娯楽施設も兼ねたショッピングモールの衰退が目立ちます」

とナレーション。
これは他人事ではない、知らぬ間に日本のショッピングスタイルも徐々に「通販」という怪物に席巻されつつある危機感が隠せないな、などと今更ながらにGゼロを通販で買い求めつつも考えされられました。大型ショッピングセンターやモール、そして百貨店の売り上げは減少傾向にある上、無理な薄利競争で経営を逼迫しています。

巨大スーパーマーケットやショッピングモールの隆盛が次々とシャッター商店街を生んで来た時代を経て、今再び個性的な個人商店が見直されています。人情味あふれる商売のスタイルが下町あたりからじわじわ発信されているのも事実です。昔ながらのコミュニケーションによる商売を続ける事は、一億総高齢化が叫ばれる今だからこそ貴重です。買い物で外出したくなるような個性あふれる元気なお店の復活を望んでやみません。“あきない”を活性化させるためにも、降りたままのシャッターを上げていただきましょう。

ちなみにGゼロが我が家に届いて、すぐに使用してみたところ……
残念ながら無重力の“無”すら感じない、ただのクッションとしか思えなかったのは私だけでしょうか。そういえば、この手の通販CMには小さく「お客様の個人の感想です」とテロップが入っているのに、又々してやられました。残念!

ダブル炭水化物

“神様は、乗り越えられない試練は与えない”といわれます。競泳の池江璃花子選手が白血病である事を公表した際、このようにコメントしました。2月13日のニュース・ゼロ、始めます。

元NHKの有働アナが鎮痛な面持ちで番組冒頭に語り掛けました。池江選手の一日も早いご回復を祈念するばかりであります。

NHKといえば、その日の午後に「シブ5時」を何気なく見ていた時の事です。
アナウンサーとゲストのトークが続きます。

「今日はパンライターの○○さんにお話を伺います。〇〇さんはパンについてどのような事をお伝えしたいのですか?」
「クロワッサンはバターと生地を12層以上に折って伸ばしてを繰り返して生地をつくって焼き上げるから、あのサクッとした層ができるのです。そういった事を知ってもらえると良いですね」
「ほう。それでポロポロとパンくずが広がるんですね」
「その通りです」
「このパンくず、こぼれないように食べるにはどうしたらよいのですか?」
「それを楽しむのです」
「他には?」
「パンは焼き立てより“さめ立て”の方が酵母臭が抜けておいしいですよ。野菜炒めをのせるととてもおいしいです」

皆さん、どう思いますか? バラエティ番組とはいえ、何とも拍子抜けする内容です。この自称・パンライター氏はこれでギャラをもらっているのですから。というより、このギャラは誰が負担しているの? 憤りを感じずにはいられませんが、ボーッと聞き流して気にしない方が得策かもしれません。
イレイサー その瞬間を消してしまいたい時 イレイサー ちっぽけな私の怒り。

数年前よりベトナムの「バインミーサンドイッチ」がにわかに流行の兆しを見せています。が、具材を見ればサブウェイと大差ありません。ヒットの要素は「まずは何でもサンドしてみる」という事なのではないでしょうか。そうして出ては消えてゆく幾多の組み合わせから、まさか! というような新たなマッチングによるヒット商品が生まれるのです。私はタイの代表的な屋台料理のガパオをセミハーのパンでサンドして食べた時に“ダブル炭水化物”のおいしさ、すなわち焼きそばパンやナポリタンサンドを思い浮かべつつ再確認したものです。「やっぱり炭水化物同士は相性が良い」と。ランチパック風にして、お赤飯やドライカレーを入れて食べてみましたが、とてもおいしかったですよ。生春巻きのホットドックは絶品でした。

高級(らしき)食パン!?

最近、世の中は「高級食パンブーム」らしいですね。ワイドショーをはじめとするマスコミが煽っている感が否めませんが、目先の流行に惹かれて参入する異業種の戦略といった所でしょうか。

そのガイド役なのかベーカリーコーディネーターとかフードジャーナリストという方々をTVの特番などで度々お見かけします。TV番組の司会者が紹介する際に「ベーカリージャーナリストの○○先生です。先生は日本全国、1年に3,000個のパンを食べられています!」。そこで、オォーとどよめきの声。でもね、年間3,000個パンを食べたらパンの先生なのでしょうか?

紹介を受けて先生が話します。
「こちらの食パン専門店では2斤の焼き立て食パンが1本約1,000円で1日7,000本を売る、開店前から行列ができる人気店なんです」
するとロケ先のカメラに画面が切り替わり、店内に入るレポーターが従業員から説明を受けます。
「当店は食パン専門店で、一種類のみを生産販売しています」
「人気の秘密は何でしょう?」
「20種類にも及ぶ粉をブレンドして独自につくり上げたノウハウによって焼き上げます。ブレンド法は企業秘密ですが」

ふんふん、要はミックス粉ね。
「それでは焼き立ての食パンを手で裂いていただきましょう」
おいおい、ヤケドしないの? TV画面では裂かれた食パンから湯気が立ち上ります。いわゆる演出ですね。
「ワァー、おいしそうですね。皮はパリッと、中はもちっと!そして甘いですねー」
画面がスタジオに戻ります。
「今日は特別に3時間並んでも買えない事があるという、この食パンを試食いたしましょう」

待ってましたとゲスト陣がザワザワと色めき立ちます。
「今、生を食べていただきましたが、本当に甘くておいしいですね」
と司会者。さらに、
「トーストすると、さらに驚きのおいしさになるんです。では〇〇さん食べて下さい。マイクを口に近づけて」

カリッ、サクッ。

「なんて食感なの! こんな食パン、食べた事なーい」

……なんとも陳腐なやりとりです。

高級感を全面に押し出して希少性を煽って並ばせる、一種の催眠商法をTVや活字媒体で助長する。相変わらず日本人はこの方法に弱いようです。一時的な高級食パンブームは食パン普及の観点でいえば追い風かもしれませんが、大手製パンや有名リテイルの先駆者達がつくる食パン類には、企業努力がもたらす、一朝一夕では出せない“おいしさ”があります。しかしTVCMだけでは周知に限界があります。この“情報格差”を埋める発想が必要な時代なのでしょう。消費者が本質を見抜いて選び出せる状況が理想だと考えます。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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