コラム 三寒四温

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カロリー表示

「メタボリック・シンドローム」と言う名称が定着したようだ。私を始め、太りすぎの老若男女は食生活に気をつけねばならない、と言う事か。ある日、銀座のショウウィンド-に映る自身の姿に驚き、腹をへこましてみても顔は小さくならない、頬っぺたもたるみがちだ。次の日からは一念発起してダイエットしてみたものの二日と続かない。各種のエキササイズも二分がやっとで、ジョギングにいたっては100メートルでゼイゼイしてしまい、まあ、なるしかならないなとすぐに諦めてしまう。鏡が無ければデブも忘れて、休日は家の中でグータラしている。愛犬と戯れ、テレビを観ながらの一人酒肴の宴は、たとえスルメ一本でも至高のひと時だ。独りよがりで癒されている。
 そんな時、ダイエットのいいアイデアがひらめいた。それは家内に"口臭"を指摘されて以来、マウスケアには相当のお金と時間をかけているが、そのひとつに、歯周病予防のための"歯間ブラシ"と2種類のマウスウオッシュを寝る前に毎日欠かさず実行している。かかりつけの歯医者(主治医は美人に限る)にアドバイスされたことなのだが、ある日「寝る前ではなく夕食後にすぐに歯磨きをしてしまえばいいダイエットになる」と気づいたのだ。何故なら、夕食後にテレビを観ながらすぐ歯間ブラシをグウタラしながら行うだけで、家内が冷蔵庫から珍味を出そうが、秘蔵酒を出そうが"NO"という。今ではそう言える自分が好きになった。
 メタボリックの話に戻ろう。つい最近、ニユーヨーク州で七月から肥満問題への取り組みの一環として「カロリー表示規制」を導入、しかも各商品のカロリー数を値段と同じ大きさで表示するという、とんでもないニュースが日経に載っていた。二ューヨークのファストフード業界は従わない意向を示しているらしいが、法規制されたらたまったものではない。
 私の場合はと言うと、メタボリックな私は当たり前だが、かなりカロリーを気にしている。先日マクドナルドのメガマックをマスコミが騒いだので一二〇〇カロリーの消費を試して見たが、これはさすがに一度だけでとどまった。でも価格と同じ大きさの表示が本当に行われたら、私の大好きなカレーパンや、焼きそばパン、ジャム・アンド・マーガリンサンドパンは、どれほどのカロリーとして数字が目に飛び込んでくるのだろうか不安だ。きっと片目をつむって買ってしまうだろう。消費者の食卓に直結している食パンもしかり。食パンはメーカーにとっては生命線とも言える重要な位置を占めているので、消費者のニーズに合った、低カロリーで、おいしいパンの開発が待たれる。

米に学ぶ

 日経産業新聞(七月十日付け)によると、三菱電機から業界初の内釜を振動させる炊飯器が発売されるそうだ。炊飯時一秒間に五〇~六〇回ほど内釜に振動を与えることにより、米の甘さを引き出すのだという。日本人の主食であるお米をもっとおいしく炊くための企業努力は、炊飯器メーカーにとっては永遠の課題らしく、電器製品の量販店へ行くと、内釜が一㎝近くある重量感のあるもの、炭加工して遠赤外線効果を高めたものなど、十万円を超える炊飯器も最近の売れ筋だという。
  生産者によっておいしく改良された米も、標準米と比べて数倍の高値で取引されている。最近、農水省では南魚沼産のコシヒカリを中国の富裕層向けに輸出し、その店頭価格は二㎏で約三五〇〇円と、日本の倍近い値段だ。だが飛ぶように売れていて、十ヵ年計画では年商一兆円も夢ではないようだ。
  つまり、私が言いたいことは、アイディアのとらえ方であり、日本の製パン・製菓業界でも、もっと画期的なことを考えてもらいたいということだ。上記の炊飯器のようなアイディアはパンには役に立たないだろうか。何かを生み出す努力は米に負けずに取組んでほしい。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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