コラム 三寒四温

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メリークリスマス

 もうすぐクリスマスですね。私の携帯の発信音は鐘の音のクリスマスバージョンに自動的に切り替わりました。NTTも洒落たサービスをしてくれます。
  38年前にジョンとヨーコが作った反戦歌「メリークリスマス」の一節で"War is over, if you want it, war is over now"がリフレインします。この曲を聞いて口づさむうちに、当時のベトナム戦争や現在も戦渦にあるアフガニスタンではなく我が業界の安売り戦争を思い浮かべるのは業界人の悲しい性でもあります。この崇高なメッセージを聞くだけではデフレスパイラルを止めてくれるとは思いませんが、心に留めてほしいと願うばかりです。
  めっきりと寒くなってきました。コートとマフラーが手放せません。木枯らしが吹き抜ける夜の都心の高層ビル群のラナイには所々にイルミネーションが点滅しています。天上にそびえ立つ東京タワーはクリスマスツリーとなってLEDの白い雪が覆っています。この時期、本当に雪が降ってくれたら、ホワイト・クリスマスが体感できたら、と、毎年夜空を見上げながら願っています。降りしきる雪の中にうっすらと佇むクリスマス色の東京タワー。きっと何かが起きそうなそんなワクワク、ドキドキする叙情的風景は何気なく毎日見ているのに、想像するだけでなぜか心が躍ります。
  ドラマチック、スノー、クリスマス。この3つのフレーズは大人も子どももこの時期に感じる大事なキーワード。目を閉じてその景色が柔らかく感じられたらきっと何かが起こります。さあ、今年はどんなクリスマスが来るのでしょうか。感性を含めての3つのキーワードを心の中で操作してみてください。  "Bread war is over"
  2010年は良い年になることを願って、メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。

世界ナンバーワンのパンコンクール

 日本アンバサドール協会(川良弘会長)の活動が活発になってきた。2年に1度、フランスのリヨンで開催される"SIRHA国際外食産業見本市"の中で行われる世界最高峰のパンの競技会「モンディアル・デュ・パンコンクール」の日本選考会を統括するこの協会の組織のひとつ、モンディアル・デュ・パンコンクール実行委員会が立ち上がり、次回、2011年の第3回大会コンクールに向けての全国からの応募を10月末に締め切った。その結果、写真・書類審査により16名の作品が第一次審査を通過した。
  これらの作品は2010年2月23日~26日に東京台場のビッグサイトで開催される国際ホテル・レストランショーの初日に特設イベントスタジアムに展示され、MOFの第一人者であるフランスから招聘したフランスアンバサドール協会ドミニク・プランショ会長、および同じMOFのチェリー・ムニエ氏とブルノ・コルムレ氏の立会いのもと、日本の審査員も加わり、厳格な審査を経て6名が選出されて2010年、夏に行われる最終審査に進む。当日イベントスタジアムではMOF3人による実技のデモンストレーションも行われ、その注目度は高い。もちろんモンディアル・デュ・パンに参加する世界各国の関係者も多数視察に来られるのは間違いない。
  全てがボランティアで活動している日本アンバサドール協会は現在、代表選手を送り出すため、選手強化費やMOFの招聘費、各種イベント経費など必要となる巨額費用の捻出に苦悩していると聞いた。すでに11月より寄付金を企業、個人より募っているのだが、その目標値には届いていないという。日本のブーランジュの製パン技術向上と業界発展のためにぜひとも応援の意思表示としての寄付をお願いしたいと同会は訴えている。

いやしの宿

 愛犬と一緒に泊まれるホテルをネットで探してみたり、友人からの体験談を聞いたりして、伊豆、那須、奥日光、軽井沢等々、数限りなく行ってはみたものの、部屋にトイレが無かったり、部屋が狭く料理が美味しくなかったり、なんでこんなに高いの? などペット同伴での宿泊では"いささか妥協も必要なのかな"と諦めかけていた時、今年の9月にネットで見つけてしまいました。全ての条件にパーフェクトなペット同伴可の小さなホテル「セラヴィ」を。それは東京都心から関越自動車道を利用して車で60分、埼玉県秩父の"長瀞"にありました。ライン川下りで有名な荒川沿いに2万坪の広大なキャンプ場の自然の中に建つ隠れお宿です。全7室の内、6室には露天風呂が完備され、フロントを始め、リビング、食堂、廊下、階段、そして全ての部屋にはオーナーのこだわりのアンティーク家具や洒落た小物がさりげなく置かれて、ジャズの心地よいBGMも相まって、リラックスした安堵感がジワジワと湧き出る気分です。
  セラヴィのホームページには、こう書かれています。
  "セラヴィへようこそ! 秩父路の表玄関「石畳の街 長瀞」、山里と清流、そして美味しい空気がいっぱいです。たった7室ですが、ゆったりとくつろげる空間をご用意させて頂きました。心も体も癒すお客さまの別荘としてお使い下さい(管理人)"。金・土の週2日のみの営業というのも別荘感覚です。
  チェックインからチェックアウトまでのひとときは、それはそれは、かゆいところにまで届く至れり尽くせりの、けれども、さりげなく気配りのあるホスピタリティ溢れるサービスに宿泊客全員がお友達となります。笑顔で談笑しながら地の物をメインにした目にも美味しいディナーの数々に箸と杯は休まる事がありません。
  先月11月28日の土曜日にも宿泊したのですが、長瀞の紅葉のライトアップで夜の紅葉狩りを愛犬と共に堪能してきました。ペットがいなくても、それはそれは素晴らしい週末を美味しい料理と3つ星のサービスで歓迎してくれます。笑顔と鋭気を頂きに一度訪れてみませんか。

粋な食べ方

 丼と言えば"どんぶり飯"ですよね。カレー丼、天丼、玉子丼、開花丼、牛丼…。全てのどんぶりは、具材が織り成す渾然一体の玉手箱。日本古来の食の原点ではないでしょうか。どんぶり飯は"ただひたすらにかっ込む"「てやんでー。江戸っ子の粋のよさは早食いだい。グダグダ食っていたら、お天道様が沈んじまうよ」。そんな八っつあんと熊さんのかけ合いも聞こえてきそうな風情も垣間見えるような長屋の風景は、現代にも受け継がれてきた食の伝統文化ではないでしょうか。もりそばは、箸でたぐったら汁をちょこっとつけて勢いよくすすりながら飲み込む。ハチ公も熊公も宵越しの銭は持たねぇけれど食い上手。お洒落じゃありませんか、ネェー。どんぶりのパンバージョンといえばハンバーガーですね。手が器になります。
  最近、高級ハンバーガーの店が東京の繁華街にチラホラと出現しまして、パテは220~280gと大ぶりでございまして、バンズも厚く、時にはトーストしてある事も。そしてチーズとベーコン、アボカド、焼玉ネギなど、好みのトッピングをしましての完成品は、すみだタワーか東京タワーかとびっくりするくらいのボリュームで、両手で持ってガブリと噛みつこうものなら、ハンバーガーに入れたケチャップやマスタード、そして肉汁までもがボタボタと皿に滴り落ちまして、横にはみ出したピクルスをかじりつつ、今にも落ちそうな焼玉ネギを下からかじりながら、真中に押し込むなど悪戦苦闘の連続技でおかげで口の周りや両手は赤ちゃん状態となりまして家内と見つめ合うなり、ウッウッと食べかけのハンバーガーを持ちながらお互いの顔を指差して言葉にもなりません。
  こんなアメリカの食文化の象徴であるハンバーガー、ビーチでBBQをした時の楽しさを上品な店内でビールを飲みながら体験できるなんて、なんと楽しい事でしょうか。早食いにはならないものも、どんぶりに共通している食の楽しみ方があるみたいです。
  上品に食べるのも大事ですが、かぶりついて、なりふり構わずに食べるのも時には楽しいものです。あなたはどう思いますか?

弊社社長 菅田耕司のコラム


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