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コラム 三寒四温

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還暦旅行

 家内の還暦記念旅行で、このコラムでも以前に取り上げた埼玉県秩父郡の長瀞町の知る人ぞ知る隠れ家的プチホテルの「セラヴィー」へ愛犬を連れて一泊、静かなバースデー旅行に行ってきました。
 髪をショートにカットしたおかみは、また一段と若くなったかな。それ以外は昨年と何も変わらない癒しの宿「セラヴィー」。迎えるアンティークの家具や、おかみ好みのジャズのBGM、どれだけの人がどんな思いを胸に、期待を膨らませて玄関に置いてある大きな秩父青石の踏み石で靴を脱いだのだろう。いつも気になっている壁に掛けられたピンクのピエロの油絵はここの常連客のプレゼントとか。いつも泊まるいつもと同じ部屋、そして部屋の外には露天の岩風呂に、すでに満杯のお湯が張られていました。露天風呂に浸かり、両手ですくった湯を顔に当てると、たわわな青葉の枝からこぼれる木漏れ日が湯に乱反射して竹囲いの塀を照らす。ふっ、と、その先を見やると、前夜来の梅雨が湿らせた竹塀とその木の枝に張りめぐらしたクモの巣の糸にへばりついている雨つぶが銀色に揺れて、中央で獲物を待つ主を発見した。都会ではなかなか見られなくなった光景です。やがて家内が愛犬リュリュを洗いに風呂に入ってきました。リュリュは湯船に浸かるのはまんざらでもなさそうで、すまし顔で湯に浸かっています。ならば、コイツめ!とばかりに頭をエイッ!と片手で押して湯の中に浸けると「もう嫌だ!」と言わんばかりの力で外へ出ようとします。「まったく、何しているの!子供なんだからー」と、すかさず怒られました。家内は、背中が四分の一ほど湯から出ているリュリュの身体を、シャンプーで手際良く洗っています。ちょっとした〝息子〟とのスキンシップなのに。
 さあ、夕食です。セラヴィーの食事はいつ訪れても期待を裏切りません。「蛍月の料理メニュー」のお品書きが和紙に筆で書かれており、一つひとつ料理を味わいながらメニューを見やります。「フムフム、なるほど」ほんに可愛い器やグラス、季節の花や葉の上に盛られる料理に合うシャンパンとワイン、そして日本酒に焼酎。「やはり来てよかったね」「ありがとう、パパ」。家内のメデたくも、メデたくも無い?還暦の夜は、こうして過ぎていきました。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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