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コラム 三寒四温

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行事食

 大晦日に年越しそばを食べて、来る年も細く長く達者に生きる事を祈り、一年を締めくくる食の行事は、年が変わった翌日には縁起をかついだ料理を重箱に詰めたおせち料理やお雑煮で正月を祝い、1月7日には食べ疲れた胃を休め、そして冬に不足しがちな野菜を補うために、七草粥をいただく。日本古来の食文化は世界に類を見ない素晴らしい文明の歴史なのであります。
 節分の恵方巻き、バレンタインデーのチョコレート。先週はお雛様で日本中の多くの家庭ではちらし寿司と、蛤のお吸い物を召し上がられた事でしょう。この季節行事の食べ物を数えてみて、たくさんあるのには驚かされます。商魂たくましい商人の〝業あり〟に笑ってしまう〝文化〟も垣間見えまして、それでも楽しく食べさせていただいております。
 ベターホーム協会の調査によると、よく食べる行事食の一位は「年越しそば」で、おせち、お雑煮と続いて4位に「クリスマスケーキ」、5位に「土用のうなぎ」と続きます。中でもベスト10に入った8位の節分の恵方巻きは、59・7%の人が「食べる」と答え、しかもここ数年の急激な伸び方とかで、考えてみると節分の時期にはどこのコンビニでも派手なのぼりで恵方巻きという存在を初めて知った人が多かった事と思います。製パン業界も一丸となって王道たるパンで行事食に取り組んでみてはいかがでしょうか? パンと共に新たなる日本の食文化の形成、なんてちょっと格好いいですね。
 早いもので来週の11日は東日本大震災から、一年が経ちます。未曽有の被害を生んだ大震災と巨大津波、そして原発事故では未だに自宅へ戻れない人々の悲痛な声がメディアを通して今でも聞こえています。それなのに大きな被害を蒙られた方々への善意の寄付やボランティア活動は、〝時〟が少しずつ記憶から消していった感が否めません。とても淋しいかぎりです。被災された皆様が日常的に行事食を食べながら笑える一家団欒の日が、一日も早く来るようにと私は祈ります。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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