コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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話している通りに生きてます

 山崎製パン㈱飯島延浩社長は国内外でも広く知られたクリスチャン・ビジネスパーソンだ。三鷹の池の上キリスト教会の責任役員として、毎週日曜日の礼拝は超多忙な実業家であるにも関わらず欠かす事がない。飯島社長が隔週の礼拝前に主宰する実践的バイブルスタディは、聖書の学びから自身が感じとった解釈をまとめたレポートを、解説を交えて集まった人達に朗読する勉強会で、のべ20年に及び、先週で450回を数えた。このバイブルスタディには、毎回30名を超える人達が熱心に飯島社長の話に耳を傾ける。その集大成が、2000年に出版された『主とともに歩むキリストの弟子の歩み』であり、今回発刊された『山上の垂訓(すいくん)に隠された〝生命の道〟』だ。
 先日パレスホテルで行われた出版記念パーティーには500名を超える業界関係者が駆けつけ、賛辞を贈った。なかでも印象に深く残った太平洋放送協会名誉会長の村上宣道牧師の祝辞の結びを紹介したい。

「飯島紀子夫人が、いつもこのバイブルスタディの司会をしておられ、誰よりも熱心な聞き手でいらっしゃるわけですが、その紀子夫人が、〝うちの主人は、話している通りに生きています〟とおっしゃいました。これはまさに極めつきの驚きと言ってよいでしょう」
 
 教会や社内外でも実践的バイブルスタディを通して神の教えの〝種まき〟をされている飯島社長は、まさに聖書と共に生活している″証〟です。ですから、教会でも仕事でも豊かな結実があるのですね。出版、おめでとうございます。 ※この本は、いのちのことば社より刊行されています。

町の小さなパン屋さん

 今では本当に少なくなりました町のパン屋さん。奥さんと2人で朝早くから古いミキサーをカタタン、カタタンと回してコツコツとパンを作ります。朝の7時には小さなガラス棚の上に3斤棒の食パンが4~5本載せられ、3段あるケースの上段には卵を塗って焼成されたスリット入りのミニコッペパンの中には自家製のコールスローやケチャップ味のスクランブルエッグ、千切りされたレタスと乱切りトマトの自家製マヨネーズ味といった具材入りの惣菜パンが並んでいます。一日の売り上げは知れています。跡継ぎはいません。ですから、今さら石窯を入れて洒落た店に改装するお金も気力もありません。黙々と誇りを持って毎日まいにち同じパンを決まった時間に焼いています。
 惣菜パンはすぐに売り切れてしまうのですが、食パンを売り切るのはときには時間がかかります。一つだけ残った1斤の角食パンは夕方4、5時まで棚の上に置かれている事もあります。そんな日は棚の後ろの椅子に座って、夫婦が交互に店番をしています。この2人は飾り気がなく話下手な、朴訥(ぼくとつ)とした似たもの夫婦です。そして真面目な人生でしたから、ノリは効いていませんが毎日洗濯された白い作業着が良くお似合いです。朴訥というより〝純朴〟なのかもしれません。人情に厚く、世間慣れしていないから、パンを焼くことがこの上ない天職と思っているから、〝マーケティング〟なんて言葉も意味も知る必要もない、パンひとすじの人生でした。〝純真〟な愛らしい老夫婦のパン屋さん。店の前を通るたびに、朝はミニコッペを買い求めたものです。よっこらしょと、重い腰を上げて紙袋に入れてくれたお母さん。今どき都会では珍しい三角巾をして笑顔で「ありがとう」と手渡してくれました。お父さんも薄暗い奥の工房から手を振ってくれます。
 ある日、パンを買いに行くと、小さなパン屋さんはすでに解体されていて、車3台分の駐車場タイムズに変わり果てていたのです。もうコールスローやスクランブルエッグの惣菜パンは食べられません。少し淋しい気持ちになりました。
町の小さな個性豊かなパン屋さんを、65周年記念特集でこの秋から取り上げていきます。ご期待ください。
 がんばれ、町のパン屋さん!

御宿の懐かしい味

アワビとトコブシの違いがわかりますか。アワビの殻についている鰓呼吸のための穴は4~5個なのに対し、トコブシは6~8個の穴があるんです。ですから、小さいからといって「これトコブシじゃん」は不正確なのです。まずは穴を数えましょう。ちなみに成長するにしたがって順次穴は埋まり、新しい穴が適正に現れるそうです。家内はアワビが大好きで……、ていうか、たいていの人は好物ですよね。少しお高いのが気になりますが。
 さてさてウンチクはこのぐらいにしておいて、アワビのおいしい食べ方をふたつご伝授しましょう。まずはアワビの肝炒飯。肝は包丁でよーくたたいてペースト状にします。アワビのカラ程の少量のご飯を炒めてから、肝のペーストを絡めて塩、コショウするだけで海の香りが漂う黒いアワビ肝炒飯の完成です。うーん、ぜいたく!
次はアワビの肝をよーくたたいてから、少量の生姜の千切りと赤みそを肝と同量、混ぜてたたき、さらに混ぜてたたき、よーく馴染ませて小皿に盛り、厚めにスライスしたアワビをこの肝味噌につけて食べる、ただそれだけ。私としてはこの食べ方がアワビの旨味をさらに引き出してくれる最良の方法と思っております。このふたつの食べ方は私がまだ学生の頃、千葉県は御宿(おんじゅく)の漁師民宿に泊まった時に特別に伝授してもらった料理方法です。
巷では鉄板グリドルや炭火の網の上で踊らせてから目で見て楽しんで食べるのがもてはやされていますが、私は嫌いですね、柔らかくなったアワビなんて。あのコリコリとした食感を楽しみましょうよ。ま、好き好きですけれども。柔らかいアワビなら缶詰がおすすめです。大きめのアワビが2個、たっぷりの煮汁と共に入っています。料理方法はたくさんありますが、煮汁と残った、というより少しとっておいたアワビを細かく切ってカヤクご飯にするんです。超旨いですよ。またおかゆをつくっても美味ですね。いまの時期なら泉州の水茄子を塩で揉んでから手で割いて、和辛子をつけて一緒に食べましょう、ベストマッチです。どうぞ試してみてください。

私たちの覚悟

 先週、NHKのクローズアップ現代「もう病院で死ねない~医療費抑制の波紋~」を観ていて、無性に腹が立ちました。医療の現場は、医師・看護師の不足、そしてベッド数の不足が慢性化しています。次から次へ押し寄せるように来院する患者に、重度の障害のある入院患者もリハビリ途中の患者も退院を余儀なくされ、そして一方的に在宅治療を通告されます。例えば、立つ事もままならない独居老人は、1日2回訪問する介護士に排泄と食事の世話をしてもらうそうです。
 入院時には歩いて来た人が、歩けなくなってから退院させられる。65歳以上の高齢者入院の半分がこの現実に直面しているとのことで、65歳の私にとって他人事ではありません。政府が医療費を抑制した結果、こうした現実の中で助けを求めても聞き届かない。そして、私たちの目の届かない世界が他人事としか映らない状況は、今もなお福島原発事故でふるさとを追いやられて、不自由な仮設住宅に暮らしている人々の悲痛な叫びに似ています。洪水のように流されたメディアのニュースも激減して、喉元過ぎれば何とやらの国民性にも責任があるのかもしれません。
 そんな折、とうとう出てきました、「生活保護の実態!」。私はこの制度を以前から不思議でならない忸怩たる思いでいたものです。日本の生活保護受給者は今や200万人を超えて、その支給額は4兆円に迫る勢いとか。健常な足で窓口に保護費をもらいに行き、パチンコ店に直行する人。車で乗り付けて受給してから競艇に行く人。北海道に住む若い母親は、子供3人で受給額27万円。それでも少ないから増額して欲しい、と報道されていました。いまどき手取り27万円をもらえるOLが日本にどれだけいるでしょうか? 4兆円近くのうち、どの程度が不正受給なのか実態は不明ですが、「働かざる者、食うべからず」は果たして厳しい格言でしょうか。不正受給Gメンの働きを期待せずにはいられません。自立する国家を、そして再びGDP世界No.1を目指す日本にしようではありませんか。そのためには、まず私たち国民の〝覚悟〟と〝意識〟が大切でしょう。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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