コラム 三寒四温

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クリエイティブ

愛犬の散歩から戻った家内が、毎朝の習慣になっている朝寝坊の私の起こし方。

それは寝室のカーテンを一気に引き開ける事です。

「起きて!」
「朝よ!」
「何時だと思っているの!」


どれも愛情いっぱいの朝の決めセリフですが、我が家では最近無くなりました。

かわって無言でカーテンを引く音で判断するのです。

何を言いたいのか、あるいは今朝の機嫌の良し悪しなどもカーテンレールが発する微妙な音の強弱を頼りに、一瞬で判断するのです。すごいでしょ?

「オハヨウ!」

ベッド脇には愛犬が私の目を見ながら伸ばした手をペロペロとなめて

「早く、早く起きてー」

これも無言のプレッシャーです。

と、起きれば窓の外は一面の雪もよう。
庭に咲くたわわにつけた万両の赤い実に雪が積もり柳のようにコウベを垂れています。

朝ドラを観ながら朝食を済ませてPCを起動させると

“NYダウ マイナス390”

の赤字が目にとまります。
年初来から続く株式市況の低迷は、まったく予断を許さない深刻な事態へと不安を煽ります。

「今日の日経平均、また危ないぞ」

などと溜息をついて冷蔵庫から“飲むヨーグルト”を取り出すと、カラフルな袋の菓子とパンを発見。

「そうだ、家内の友人の福岡みやげだ」

『ウエハースサンド』

もうひとつは大きく“桜”と書かれた

『春よこい!! 桜咲けあんぱん』

思わず笑っちゃいました。福岡に実家がある家内の友人は大の“リョーユーパンおたく”でして、里帰りのたびに私たちが喜ぶリョーユーパンのヒット商品を必ず土産としていつも驚かせてくれるのです。

その中でも『ヤキリンゴ』は30年以上前からのロングセラーで、今なお人気の高い菓子パンです。友人はたとえ品切れでも直営店や何店もスーパーを探し回って必ず買い求める根性は、まさにマニアですね。ちなみに「ヤキリンゴ」は商品名で、焼いたリンゴが入っているのでもなく焼きリンゴの味もありません。しかしサンドされたバタークリームが懐かしい味を醸し出しているのが特長ですね。

「ウエハースサンド」はその名の通り、カステラ生地の中にバニラ風味のクリームがサンドされて両面をピンクと薄緑のウエハースでサンドしたもの。サクッ、フワーッと、これは子供よりも女子のおやつですね。

それにしても

「春よこい!! 桜咲けあんぱん」

…どなたのネーミングなんでしょうか。
このクリエイティブセンス、好きですねえ。

安らかでよい年に

1月7日に社員揃って七草粥を食べるのは楽しいものです。

「春の七草を全部言える人!」

「カブと大根、えーとあとは……」


カブは“スズナ”で大根は“スズシロ”ですね。
まあ年に一度の事ですから、暗記するよりその姿と味を記憶に残さないとパッと思い出せないでしょう。

そんな訳で、頭の片隅には少しの記憶があるものの、カブや大根は八百屋でスズナ、スズシロの名で売っていませんから、ちょっと難解な言葉遊びですね。

PCを開いて「春の七草の覚え方」で検索したところ、私の大好きな“短歌”で覚える方法をWATAKENNというブロガーさんが紹介していました

いわゆる五・七・五・七・七で覚えるんです。

「セリ/ナズナ ゴギョウ/ハコベラ ホトケノザ スズナ/スズシロ 春の七草」


……なるほど! 賢い人がいるものです。
さっそく7日のお昼に、社員と七草粥をいただきながら薀蓄を語ったのは言うまでもありません。

それにしても季節外れの暖かい正月が続きます。東京の日中は毎日のように太陽が顔を出してガラス戸ごしに部屋を暖めてくれるので、ガスヒーターいらずの正月でした。そんな穏やかな正月二日の宮中新年一般参賀では、天皇陛下が「安らかで良い年に」とお言葉を述べられました。

しかし、株式市況は初日より決して安らかとは言えないスタートダッシュで下へ下へとチャートが下がり続ける混沌とした有様です。不思議なまでにデタラメな中国の経済政策、原油安、円高、そして北朝鮮の水爆実験と不安材料が山積しています。上海株式の急落も誘い水となり、とうとう日経平均1万8千円を割り込みました。世界経済や政治の不透明感が今後の日本をはじめ、世界に与える影響は計り知れません。

しかし、どうあがいても、どうなるものでもありません。一時の騒ぎに耳目を奪われずに足元をしっかり見て歩めば、必ずや「安らかで良い年」になる事でしょう。製パン業界は盤石の布陣ですから、良い年となる事、間違いありません。2016年をGO!


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美しい日本

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年を迎える前の買い物で一番の楽しみは、行きつけの酒販店でプレミアムな酒類を“定価”で売ってもらえる事。
もちろん限られた常連客が優先される、ささやかながらも嬉しい“VIP待遇”です。

狭い店内は相変わらずの混み具合で、わたし専属のカリスマ店員さんは他のお客を応対中です。時間つぶしがてら、つまみを物色するのもまた、楽しいひと時なのであります。

太くて長い、やや固めの芋けんぴは黒糖味が家内の好みで、乾燥させて黒糖とハチミツで味付けされた紫空豆も大量購入です。

私のお気に入りは、ハワイの「フラ印 マウイ チップス カイ ソルト味」
このチップスは普通のサイズより分厚くスライスされていて、マウイの海塩をまぶしたもの。ワインやビールのアテに、今日は1箱9袋入りを大人買いです。

「菅田さん、すみません。お待たせしました」

カリスマ店員がややハスキーな声で登場です。

「今日は何を譲ってくれるのですか?」

用意されていた一升瓶が6本入る段ボールが2箱、中を覗けば

新潟・村祐酒造の“常盤ラベル”
黒龍酒造の“石田屋”と“二佐衛門”“八十八号”さらには“しずく1.8ℓ”が1本、
“鍋島”の大吟醸が1本


どれも超プレミアムなお酒が用意されていて大満足であります。
さらにカリスマ店員さんは

「菅田さん、このウイスキーも飲んでみて」

と、追加プランもしっかり用意していました。

「ウイスキーもあるんだ」

と私が感心すれば、

「なにを言ってるんです、うちは酒屋ですよ!」
「そりゃそうだ!」

いつもは“獺祭”のスパークリングとか珍しいものを紹介されていたのに、とんと気が付きませんでした。

帰宅してからウイスキーのラベルを見ると“イチローズモルト”“岩井 トラディション”、ともに国産ウイスキーです。ネットで検索してみたところ、NHK朝の連ドラ「マッサン」に関係しているウイスキーとかで、2本とも驚くほどのプレミアが付いていました。さっそく岩井を飲んでみましょう。まずはショットグラスに注いでストレートでチビリと飲れば

「アッ、華やかな香り立ちと心地よい余韻が残るよ」

2杯目は背を正して香りを楽しみ、掌で少しあたためてゆっくりと飲み干せば

「これは美しい味だよ」

と家内にすすめると

「グイグイ飲めるわ。美しく酔わせてくれそうよ。本当に上品な味ね」

安倍総理が提唱する「美しい日本」の美しいウイスキーは、
こんな出会いで味わえました。

「説明書には“赤ワインで使用した空き樽で追加熟成されたと”書いてあるよ」

「だからダークチェリーの美しい色合いなのね」

2016年もまた、皆様にもおいしい新発見がありますように。

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弊社社長 菅田耕司のコラム


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