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コラム 三寒四温

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チャパタ

 食感はもっちりとしとしとで、皮はパリッと香ばしい。噛み締める程に口中に広がる至福の喜び。「チャパッタ」ってこんなにもおいしいパンなんだとつくづく感じさせられた。
 公表できない秘密のレストランで、オーナーシェフいわく「恥ずかしいから絶対に公表しないで下さい」と男の約束だから仕方ないが、ヒントは「私の行き着けの店」ということでご容赦願いたい。パンは素人のオーナーシェフはこのところパン作りに随分時間を費やしているらしい。「イーストの発酵を促すために 12時間寝かせた生地〝ウェット・ドウ〟は長時間の発酵により微生物の働きが活発になり、より複雑で風味が豊かになるんです」とJBMのAクラスマイスター並みのコメントが返ってくる。「この最上質のエキストラバージンオリーブオイルにこだわりの塩・コショウをふりかけましたので、たっぷりつけてみて下さい」。「ローズマリーは漬け込んでないの?」なんて偉そうに応えながら食してみる。絞りたてのオリーブの実の新鮮さや、刈ったばかりの草のような青いニュアンス。さっぱりしているのに甘みとコクがあり、ピリリとした辛味と軽やかな苦味が後をひく。皮付きのリンゴと洋梨のスライスがごっそり入ったサングリラワインを飲みながら、いつしか目の前のチャパッタのバスケットは空になっていた。スライスキャロットを皿に残ったオリーブオイルにつけて食べ、今日の料理は乱切りにしたオーガニック野菜サラダとチャパッタだけの試食会。「お土産にチャパッタくれますか」との問いに「ここで食べるだけで勘弁して下さい」と試作品が公表されるのを最後まで拒んだ。
 「オーガニックはおいしくない」という概念はもう過去の遺物だ。「オーガニックの野菜を食うぞ~」と思うと脳からおいしい神経が舌に伝達されてくる。先週書いた中川農相とのオーガニックなサンドウィッチの昼食会以来、デパ地下での品定めに余念がないのはミーハーなのだろうか。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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