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コラム 三寒四温

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特攻

 65年目となる終戦記念日、ベランダより遠く靖国神社に向って合掌すると、あの時の母の言葉が脳裏に浮かんできます。あれは、私が小学生低学年の頃だったかなぁ、毎年のように連れて行かれた8月15日の靖国神社で私の手を強く握って涙する母。そこは神社の脇に〝特攻〟に出撃した若者の手紙が掲示されている場所でした。「俺の住居は九段と決めた。しばし、浮世は仮の宿よ」をネットで検索すると多分このような内容だったか、定かではありませんが「ここに来ると順ちゃんがいるのよ」と母が涙目でボソッと私に話しかけます。まるで自分に言い聞かせるように子供心に感じたものです。母の恋人は〝特攻〟でした。〝順ちゃん〟は新たな生命を母に宿して戦地で散りました。しかし、その新しい命は悲しくも死産でした。そして終戦。
  戦後の母は、銀座の「不二家」でアルバイトをしてから警視庁の電話交換手をしばらくしていたそうです。その時出合った父と結ばれ、昭和22年12月に私が生まれました。「特攻に順ちゃんが出撃しなかったら、私はこの世に〝生〟をうけていません。ナンという因果でしょうか!」そして、美人の母を娶った父の幸運はこのような運命をたどっていたのです。
  そして戦争を知らない私達は、戦禍に散った英霊の他に学童疎開で〝犠牲〟となった人々を忘れてはならないでしょう。対馬丸の米潜水艦による撃沈では774人の児童が、そして疎開船の「武州丸」では児童77人が今でも海に悲しく沈んでいます。生き残った学童も飢えに苦しんでいたと聞かされます。その悲しみを乗り越えて今日の私達がおります。なのに、英霊達が眠る靖国神社に内閣総理大臣と全閣僚がお参りをしないと決めたこの現政権は「情けない」の一言につきませんか?菅総理は千鳥ヶ淵でお茶を濁らせました。こんなにひ弱な体質ですから諸外国になめられるのです。英霊達も泣いていることでしょう。いや、あきれているのかもしれません。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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