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コラム 三寒四温

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こいつは春から縁起がいいわえ

 今年の節分はどのようにお過ごしでしょうか。「福は内、鬼は外!」と枡に入れた豆を小さな手に大づかみで真剣に大声で投げていたのは、もう60年近くも前のこと、そして一粒一粒拾って歳の数だけ食べたのは、とても良い思い出です。畳や床に落ちた豆を〝キタナイから〟と言って捨てた記憶はございません。最近の子どもたちはひ弱になりました。絶対に床に落ちた食べ物は口にしません。「少しくらいのバイ菌は免疫を作るのにとやかく言うな!」なんて娘には指導してきましたが、孫にはさすがに言えませんね。「バッチイ、バッチイ。ポイしましょう」。
  その昔、毘沙門天が「大豆で鬼の目を〝打て〟」と命じた伝説から、今では豆を〝まく〟のが主流とかで、時が経ち、ある地方では豆まきの掛け声で「鬼は外」と言わないところがあるそうで、「福は内、鬼は内」と言いながら豆をまくのだそうです。追い出すよりも仲良くする知恵なのでしょうか。
  最近ではバレンタインデーのチョコレートのように恵方巻きの風習もその商魂も注目されますね。節分と言えば歌舞伎の「三人吉三廓初買」で節分の夜に大川端にて、ひょんな事から夜鷹を川に突き落として百両の小判を奪った美しき女装の盗賊「お嬢吉三」の名セリフ、たんと聞いておくんなせえ。
  月も朧に白魚の 篝(かがり)もかすむ 春の空
  冷てえ風にほろ酔いの 心持ちよくうかうかと
  浮かれ烏のただ一羽 ねぐらへ帰る川端で
  竿の雫か濡れ手で粟 思いがけなく手にいる百両
  ほんに今夜は節分か 
  西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし 
  豆だくさんに一文の 銭と違って金包み 
  こいつは春から
  (ト、トン、トンと拍子木が入って大見得を切る)
  縁起がいいわえ  
  音羽屋! いやー、歌舞伎って本当にいいですね!

弊社社長 菅田耕司のコラム


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