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コラム 三寒四温

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さようならヌールさん

 思い起こせばちょうど一年前、お台場のビッグ・サイトで開催された国際ホテル・レストラン・ショーでモンディアル・デュ・パンコンクールの日本代表ブーランジェを決定する準決勝戦が盛大に行われたのは記憶に新しい。当日の夜に千代田区九段にあるチュニジア共和国大使公邸において、コンクール関係者約100名を招いていただき、チュニジア料理とシャンパンやワインでねぎらってくださった駐日特命全権大使のヌルディーン閣下。大使アレンジによる美人ダンサー3人のベリーダンスも素敵でしたね。
  そのチュニジア共和国でご存知の通りの政変が起き、新政府が誕生しました。これが世に言われる〝ジャスミン革命〟で今日では中東各国に飛び火して広範な政治改革の契機となっています。ヌルディーン大使の父上は、チュニジア共和国独立運動の指導者で〝建国の父〟とも呼ばれた方でしたが、その後暗殺されました。ヌールさんは新政権に敬意を表して1月20日に辞表を提出して暫定政権より受理されました。ベンアリ大統領が国外へ脱出した6日後のことでした。これはとても勇気ある行動だと私は思います。「私は2月の末に本国に戻ります。SUGATAさん」「それではサヨナラディナーはいかがですか」というわけで、ヌールさんと私の共通の友人でもあるモロッコ王国のアルール大使とマスダックの増田社長、中沢フーズの中澤社長、そしてメゾンカイザーの木村社長の5人でNOBU TOKYOにてねぎらいのシャンパンの杯を鳴らしました。2次会は、アルール大使が気を利かせてヌールさんの大好きなシガーを味わうべく、六本木のグランドハイアットホテル内のシガーバー「マジュロ」にて夜中まで語り合い、最後は熱い抱擁を繰り返しマル外のナンバープレートを見送りました。 
  月曜日、私のデスクに大きな封筒が置いていました。チュニジア共和国の金の紋章が印刷された封筒の中には、見たことのある絵が一枚入っています。以前、大使公邸の応接室に飾られていた絵を見て、「これ、素敵ですね」と思わず見入ってしまった一枚。覚えていてくれたのですね。ヌールさんの絵画はプロはだしです。そしてその裏に自筆のサインとメッセージが書かれていました。「日本に於ける、一番の友人、KOJI。私はいつまでも君を忘れることはない。 28/2/11」また、いつかお会いしましょう。それまでどうかお元気で。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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