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コラム 三寒四温

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ハレルヤ

 チュニジア共和国・駐日大使館からの支援物資輸送の要請を受けて、先週15日に宮城県石巻市へ家内と愛犬を連れて行ってきました。大使館に全国から送られてきた支援物資約4トンを運ぶトラックは、中沢フーズの中澤社長が二つ返事で7トン車を手配してくださり、自社の1リットルパックの牛乳千本の他にも数々の支援物資と共に、社長自らトラックに乗り込んで現地入りしていただきました。
 早朝に東京を出発した一行は11時には石巻市役所が用意してくださった市役所横のふれあい広場に到着、早速、モハメッド・トラベルシ臨時代理大使が亀山市長に目録を手渡しました。中型バスに乗り込んで来た大使館職員たちは、用意してきたチュニジアの代表的料理であるクスクスとブリックスを手際よく温めはじめました。一時間ほど前から並んでいただいている被災者約500名には、その間にメゾンカイザーとデイジイから提供されたクロワッサン、デニッシュペストリー、ラスクなど約700食分を、助っ人で同行してくれた丸木商事の上田修常務と私の家内で配布しました。被災者の方は一様に「こんなおいしいパン初めて食べたわ!」「本当においしい!」と桜の開花前線のように笑顔が行列をウェーブするように広がっていきました。
 中澤社長が駆け寄ってきました。「菅田さん石巻駅の駅員さんに牛乳を差し入れした時、駅の反対口に小さなキリスト教会が見えて40~50人くらいの行列ができていたよ」「本当!じゃ、牛乳とパウンドケーキを持って行こうか!」私たちは車で駅の反対口の教会を目指して瓦礫の山と化した道なき道をゆっくりと移動して、目と鼻の先の距離なのに30分かけてたどり着きました。「石巻キリスト教会兄弟団」は震災後室内になだれ込んできた泥や瓦礫を牧師他信者や近所の方々の働きにより、いち早く整理して礼拝堂はよみがえったそうです。そこに全国から寄せられた支援物資が山のように置かれ、そこからほしいものを自由に選べるようになっています。入場制限で待っている方々に牛乳とケーキを手渡したら、満面の笑みで「ハレルヤ」「ありがとう」と感謝されました。「中澤さん、来てよかったね」。ふれあい広場に戻ると被災者のおばあさんが私の愛犬を見つめながら頭や背中を無心に撫でていました。
 ともあれ、〝生きている〟ってすばらしいことなんですね。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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