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コラム 三寒四温

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ミステリーゾーン1/3

「あっ! こんな事って、あるんだ」というような、不思議な体験した事ありますか? 私の不思議体験をお教えしましょう。それはたまたまの〝偶然〟であったのか、〝奇跡〟であったのか、とにかく理解を超えた出来事でした。そして余りにも強烈過ぎるほどのインパクトのあとに、あっけないフィナーレを迎え、そしてその後には……。
 それは6年程前に、弊社の海外視察旅行でモナコ公国を訪れた時の事でした。世界的フレンチの巨匠、アラン・デュカス氏が経営するフランス料理のレストラン「ルイ・キャーンズ」は、モナコで唯一の5つ星ホテル、オテル・ド・パリの1Fにある3つ星レストランです。ここで私たち視察団一行は、その洗練された世界屈指のホスピタリティーあふれるサービスをまのあたりにしました。そして料理は最高の食材をシンプルかつ、素材の良さを存分に引き出していて、デュカス氏の美しすぎる料理の一皿ひとさらに至福の時を共有したものです。
 3時間にも及ぶフルコースを堪能した一行は余韻を味わいながら、エキサイティング過ぎるモナコの長い夜をエンジョイするためにホテル前のカフェのガス灯の下でエスプレッソを楽しみ地中海から吹き抜ける爽やかな潮風と無数の大きな星空の下で異国情緒をたっぷりと満喫したのち、まるで誘蛾灯のように光り輝くカジノのネオンサインに吸い込まれてゆくのでした。
 私はルーレットであっという間に1000ユーロをやられてしまい、ベーカリーのK社長が遊ぶスロットマシーンをぼんやりと横で見ていました。始めて10分程、Kさんが台を移動しようとして最後のスロットレバーを引いた時、まさに奇跡は起こったのです。突如鳴り始めた甲高いベルの音、画面を見ても3つの絵は揃っていません。なぜ? しかしベルは鳴り止みません。大勢の人だかりができました。そこへ黒服の、大げさな鍵の束を持った関係者がやって来て、コインの投入口に何やら長い棒を差し入れると、ようやくベルが鳴り止みました。「ついて来い」とアゴをしゃくる黒服。「なんて横柄な奴だ!」とKさんと目くばせしつつも期待に胸をふくらませて後を着いて行くと、頑丈な鉄格子で造られた両替所の前で数分待たされたのち、小切手を渡してくれました。15000ユーロ。当時は1ユーロが150円ですから、大変な金額です。そしてこれが、これから起こる〝偶然〟の、それもとび抜けた〝偶然の一致〟による〝奇跡〟が起こるプロローグだったとは!      (次号に続く)

弊社社長 菅田耕司のコラム


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