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コラム 三寒四温

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トーマスの機関車

今では、〝国民的行事〟と言ってもよいくらいに日本全国に普及している〝クリスマス〟がもうじきやって来ます。子どもたちはサンタクロースからのプレゼントが待ちきれないのでしょうか、サンタクロースに手紙を書いたり、大きな靴下や袋を用意したり、パパやママには「サンタさん、プレゼントしてくれるよね、私のほしいお人形」と、誰がサンタクロースなのか分かっているのかいないのか、サンタを演じる側もその見極めが大変難しいのもこの時期の大人の楽しみのひとつなのかもしれません。クリスマスの日までプレゼントを楽しみに眠る子どもはたくさんの夢を見ることでしょう。
 木枯らしが吹き抜けた昨晩、愛犬の散歩で水道道路の一角に建つ瀟洒な家の一面にクリスマスデコレーションがほどこされているのを発見しました。赤や青のLEDが音もなく点滅を繰り返して、その美しさはこの道を通る人たちの目を楽しませ、心を温めてくれています。「この家の子どもたちがせがんで飾ったのかな、それとも派手好きのお父さんの唯一の楽しみなのかな」そんな想像をしていたら、ふとハワイに住んでいた昔を想い出していました。
 2児の母親となった私の長女にも昔はサンタクロースがいました。毎年毎年、どうしてこんなにも私の欲しいものがクリスマスになると、私のベッドの枕元においてあるのだろうと、大変に不思議だったそうです。ある日、9歳になった娘が眠い目をこすりながら食卓に着くなり「ねえ、お父さん、昨夜変な夢見たよ、トーマスの機関車がシュシュポッポーって森の中をかけめぐりながら、おまえの欲しいものは何だ、って話しかけてきたから、お友達!って言ったら土の中に潜って消えてしまったの!」そして3カ月が経ったクリスマスの日。ハワイのウインドサーフィンで有名なカイルアの白人家庭にホームステイをしていたマウナウリ小学校3年生の娘は、ホノルル児童絵画展で金賞を受賞しました。
 小学校の校庭の真ん中でたくさんの子供が楽しそうに遊んでいるのを、端にそびえる大木の下でそれを見ている真っ黒に書かれたひとりぼっちの自分の絵でした。でもそれがきっかけで毎週土曜日に開校されている日本人学校に通うようになり、もちろんマウナウリ小学校でも大勢の友達に恵まれ、楽しいハワイ生活を送れたのもサンタクロースのプレゼントだったのではないでしょうか。
 歳を重ねて色んなことを忘れてしまっても、ああ、あの日は楽しかったな、と、人をそして出来事を思い出させてくれるクリスマス。今年はどのように祝いましょうか。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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