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コラム 三寒四温

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奇跡?2 

 内神田の雑居ビルに、その整体治療院はありました。小さなエレベーターで7階に上がり、教えられた部屋の団地風のグレーの鉄扉を開けると、すぐ左手の受付にシャネルっぽいスーツを着た女性がスリッパをすすめてくれます。奥には年の頃は七十歳前くらいの、半袖にムキムキの二の腕をふくらませた先生が微笑んでベッドにどうぞと手招きしてくれます。私はズボンとシャツ、靴下を脱ぐのも一苦労で、クセのようにアイタタタとしか言葉が出ません。
 「あなたは、痛いよ、辛いよ、と思っているから痛いんです」「?」「人間、病気なんて誰も持っていません。俺は元気だ! と思えば元気になります」「ハイ?」「人間の細胞は3カ月で入れ替わります。入れ替わる前に痛い、辛い思いを捨てて、新しい細胞を迎え入れましょう」「? ハイ…」「よく、こんな状態になるまで我慢できましたね。と、いうより放っておきましたね」と先生の話は止まりません。
 私は腰から下の右半身、すべてが麻痺しているかのようにしびれて痛みが伴っていますから、寝返りを打つ事も辛く、ましてやこのような時に、よくもまあ前立腺肥大をも併発? してくれて夜中には1時間に1度のトイレ通いで熟睡する事が出来ません。という訳で、日中は寝不足から思考力が低下して気も短くなっているようで、人に会うのも億劫になってしまいました。
 私が痛いのは腰と右下半身、先生は「笑って、笑って」と一人おしゃべりを続けながら、左の足と両方の足裏のみをもみほぐしています。1時間程たって、「さあ起きてあぐらを組んで下さい」。何やら背中に手かざししながら呪文をかけています。
 「ハイ終わりです」「ハイ、ありがとうございます」。ベッドから降りて着替え、実は奥さんだった女性に受付で料金を支払ったその時、どうした事でしょう。3年半付き合わされてきた痛みが消えているではありませんか。これは奇跡?でしょうか! 痛くない!普通に着替えて、そして普通に歩いている!「先生! 腰に触れていませんでしたよね?」「ハイ。でもね、痛い、辛いを治したのはあなた自身なんですよ。私はただ、そのお手伝いをしただけです」。筋肉先生は、ニコニコ顔で私を見送ってくれました。
 エレベーターを降り、家内の待つ車へ向かいます。バックミラーで見ていたのでしょうか、車から出てきた家内はスキップしながら駆け寄ってくる私を見て片手で口を覆って立ちすくんでいます。その目頭にはうっすらと涙が……。
「来てよかったわね♡」
 ※これは私個人の実体験であり、全ての人に効果があるわけではありません。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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