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コラム 三寒四温

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どんちっちあじ

 〝どんちっちあじ〟ご存知ですか?島根県浜田市の水産ブランド名で、旬の初夏には脂の乗りが他地域の約3倍もある真アジの事なんです。ちなみに浜田市では、あじ、のどぐろ、かれいの3種類を″どんちっち3魚〟と命名してネット通販で売り上げを伸ばしていますが、旬が短く漁獲量も少ないため、幻のどんちっち3魚とも言われています。
 私はこの〝どんちっちあじ〟の干物を先週やっと手に入れることが出来ました。脂質含有量は12・5%、開いて一夜干しにした状態で約130グラム、同封されていたパンフレットには、冷凍したまま焼いた方がふっくら焼けて脂が逃げずにおいしくいただけます、との説明通りに、すぐに食べたい私は真空パックに納まった〝どんちっちあじ〟を丁重に開封してガスレンジに焼き網をのせ、身の方から強火の遠火でじっくり焼いてみました。魚焼き専用のレンジで焼けば良かったかなと後悔するくらい煙があがり、探知機の作動が心配になりましたが、ともかく焼き立てを皿に取り箸でさばくのももどかしくアチチと頭と尾を両手でつまみあげてかぶりつきました。「オー!これはナントぷっくりとした気品のある旨味、ああー美味なるかなー」と独り言も缶ビールで流し込みます。感動にひたりつつレンジを見ると、ガスの火を消したのに焼き網には滴り落ちたどんちっちあじの脂の炎がほのかにゆれて、そしてゆっくりと静かに消えました。このどんちっちあじの脂質含有量は時に15%を超える猛者も出現するとかで、これは来年の楽しみにとっておくことにしましょう。ちなみに普通のアジは3・5%だそうです。
 干物の中でもわたし的好物の1~2位を占める〝どんちっちあじ〟は日本でしか味わえませんが、海外へ出かける時の必需品の一つに〝焼きうるめ〟は欠かせません。日本橋三越の地下食品売り場にある「中辰」の〝焼きうるめ〟は日持ちも良く、香ばしく焼き上げられたうるめいわしはなぜか意表をつく英字新聞の切れ端に1尾ずつ簡易包装されています。15本入りで525円というのも買い求めやすいお値段ではないでしょうか。この〝中辰の焼きうるめ〟には、ワンカップ大関とか菊水のフナクチとか昔でいう2級酒の常温が合いますね。トランクに忍ばせて旅のお供に加えてみてはいかがでしょうか。       

弊社社長 菅田耕司のコラム


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