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コラム 三寒四温

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江戸っ子

 年の瀬に年越し蕎麦、年明けにはおせち料理を食べる風習は古来より基本は変わりませんが、ファストフード店やコンビニ店などのすさまじいばかりの普及により、この20年余りの間に、いささか日本の伝統食は様変わりしているようです。それに伴ってか子供達の遊びにも変化がありますね。都会では、メンコやコマ、凧揚げに羽根つきなど、外で遊んでいる子供達がほとんど見られなくなりました。地方でもこの傾向が著しく、もはや〝福笑い〟などのゲームは電子ゲームにとってかわられ化石化しつつあるのが現状のようで、少し淋しいものを感じます。

 おせちに飽きたら、何を食べますか? 私はやはり年越の締め蕎麦、正月の明け蕎麦ですね。昔は小雪が舞う中、神田の〝藪〟の年明け開店初日の行列に並んだものです。ところで、蕎麦を食べる事を「たぐる」と言って〝通〟ぶっている人、いますよねー。実は私もそうなんですが、最近になってやっとその意味がわかりました。

「オイ、はっつあん、小腹がすいたねー。
 ちょいと蕎麦でもたぐらねーかい」。

 落語の言葉はかっこいいセリフがありますねー。ついついこの「たぐらねーかい」を長い間使っていましたが、実は、たぐるの意味は音を立てずに食べるのが本当。世界を始め、日本でも昔から音を出して食事するのはマナー違反だった! とはご存知でしたか。そもそもラジオしかなかった時代に、落語で蕎麦を演じるときに無音でたぐっていては臨場感が無いという訳で、ズズーと啜ったのが始まりで、落語だからその音がきっとおいしく聞けたのでしょうね。それが一般に広まったという塩梅です。こういうストーリーを知っても、蕎麦は少しだけ辛みの汁を付けて〝通〟を気取ってズズーと啜る、いやー気持ちいいもんです止められません。これからもズズーと啜る食べ方で江戸っ子を気取る事を続ける事でしょう。

 早いもので9連休はあっ! という間に過ぎ去り、仕事始めの1月6日がやってまいりました。この間に、娘が趣味のホームベーカリーで焼いた蕎麦粉入りの食パンと国産小麦粉の食パンを差し入れてくれましたが、これが又驚くほどのおいしさです。 そば粉入りのパンや国産小麦でパンを作る。なんて、粋ではありませんか! これが平成の〝パンの進化〟です。

 2014年の午年は、馬力アップでさらなる進化をぶっち切りでズズーっとつき進みましょう。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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