コラム 三寒四温

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春の恵み

七十二候のひとつに「桜始開」があります。さくらはじめてひらく“春分”の頃は三寒四温を繰り返しながら春の訪れを告げる、さまざまな自然の営みが我が家周辺にもゆっくりと始動している予感が見受けられます。

 ぷっくりとしたピンクのつぼみをたわわにつけた桜の小枝がかすかに揺れました。今朝の訪問客はメジロです。庭石のまわりにはワラビが揃って、くるくるとしたかわいい芽を出しました。

 春の山菜もこれからが本番ですね。私の好物のコシアブラは関東のソメイヨシノが満開になる頃あたりから店先に2週間ほど並ぶレアな山菜で、天ぷらにすると嫌みのない苦味と上品な甘さが舌から鼻に抜けて、サクサクとした食感には、ぬるめの燗酒がよく合います。

 ミネラルたっぷりの大地にかぶった雪融け水が山菜たちを目覚めさせるのですが、今年は日本各地で限度を超えた豪雪による被害が農家を苦しめました。自然界では「ちょうどいい」は通用しません。特にハウス栽培農家は軒並み壊滅とかで、キュウリやイチゴ、ブドウ園などを営む農家の方々の悲痛な叫びがニュース番組を通して聞こえてきます。被害は農家と農産物を扱う全ての関連企業にもその影響が飛び火し、大打撃となる経済的損失は予想をはるかに上回り生活そのものが困窮している惨状です。こういうときにこそ政府は生活の保護と経済支援をすみやかにすべきではないでしょうか。国の根幹をなす農業をTPPでは粘り強い交渉で守っていますが、自給率の向上、そして豊かな食生活を自立するためにも迅速なる手厚い保護政策が実行される事を望みます。

 食材を育み、そして手塩にかけて育てた実りの味を知っている人達がつくる農産物は“おいしい”に決まっています。春の恵みを支えてくれる生産者の皆様の努力に感謝です。私達も共に失望することなく忍耐強く努力を続ければ、やがて春が訪れて来ます。いや、春をもたらしてもらっているのかもしれません。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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