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コラム 三寒四温

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 佐賀県に住む私の友人から、冷凍便で段ボール箱が2つ届きました。ラベルを見て、「イノシシだ、これ全部かな」。段ボール箱を開けてみると中には約10キロくらいの肉が各部位ごとに小分けされてラップが施され、いずれもカチンカチンに凍っています。

「彼はよく言ってたんだ。“イノシシは若太りの牝に限る”って」
「これ、みんなそうなの?」
「こだわりの猟師だからね。うちにはいい加減なものは送ってこないよ。とりあえずフィレを一本塩釜で焼いてみようか?」
「焦げ焦げのBBQ! 私、あの焦げた肉が好きなの」

 という訳で小さ目の2本をBBQ用に解凍して、調理にとりかかりました。

 佐賀県特定鳥獣保護管理計画による駆除のため、狩猟で得た鳥獣は全て狩猟者のものであるらしい。でもなんで保護ってついているのか理解に苦しむのですが。調査捕鯨と同じような考えならば私もわかります。「全部とっちゃダメよ」とか、TPPで言うと“閣僚によるさらなる継続審議”みたいな玉虫色なことって周りにはたくさんありますね。

 ともあれオーブンの予熱はそろそろだし、BBQを始めるとしましょう。と、そこで家内が

「この間“さぬきや”でやっちゃん(マスター)が出してくれたコンニャクとゴボウの燻製、覚えてる?」
「驚いたね、コンニャクはノーベル賞ものの味だったよ」
「うちでも燻製作れないかしら」

 それでは得意のアマゾンネットで調査開始。すぐに
「“いぶす君”発見!」
「本体2980円・さくらのチップ380円」
「安いんだねー」
「ホースノンでスモークするのね」
「得意の特急オーダーだい!」

 ということで明日土曜日の朝には“いぶす君”ワンセットが我が家にやってきます。

「日曜日が待ち遠しいわ」
「ところでオーブンの中はどうかな」
「ワー、焦げてる焦げてるわ」。

 すでに葉桜となった老木の隣の牡丹の花はほとんど落ちて、家の中ではボタン料理に花が咲きます。ボタン肉をのせた宅急便の旨い前線が我が家まで北上してきました。変わって庭一面に咲き誇るのは、つつじ… それとも、さつき? 実はどちらも同じ花らしいのです。どう呼べばよいでしょう?

「だったら英語の“アザレア”の方が響きがいいわね」
「なるほど! それじゃあ、これから我が家ではアザレアと呼ぶことにしよう」

 呼び方を変えるだけで、見慣れた風景も少し新鮮に見えてくるから不思議なものですね。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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