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コラム 三寒四温

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塩ムスビ

 四季の中で私が一番好きなのは断然「秋」ですね。食欲の秋、読書の秋、もの想いにふける秋。景色もいいですね。紅葉と夕焼け、そして赤トンボ。「つるべ落としの秋の夕暮れ」。このフレーズ、大好きです。春は行きつ戻りつやって来ますが、秋はストーンとやって来る。グダグダしていないのも江戸っ子の私としては好きな要因のひとつであります。
  そんな秋の雨上がりの土曜日の昼前に、近所の公園に愛犬を連れてバーベキューに出掛けました。前夜来の雨に濡れた土のニオイ。草のニオイ。思いっきり深呼吸すると生きているニオイが体の中にいっぱい入ってきます。 
  周りを見回すと、ジョギングしている人、今流行りのスキーのストックを持ってスウェーデンウォーキングをしている老夫婦、もちろん犬の散歩をしている人が多勢行き交います。
  今回のバーベキューは肉も野菜も無いのです。秋は新米の季節でもあります。持参したブロックで釜を作り、薪に火を点けて、この新米を炊くのです。パチパチパチと薪に火が点き、懐かしい心が安らぐケムリと燃える薪のニオイ。そしてクツクツと湯気の中には、炊ける米のニオイが。そう、ニオイに敏感になるのも私は「秋」なのです。
炊き上がったご飯はとても熱いですから、茶碗に入れ、その茶碗をふりながら、軽くおムスビにします。塩をふって、熱々をほおばります。
薪で炊いた新米の塩ムスビ。こんな贅沢ありえません。ほのかに紅葉を始めた大きな落葉樹の枝から秋晴れの木漏れ日がチラチラと濡れた地面を輝かせています。
"何も入れない。何も足さない"。PASCOさんのCMではないけれど、母の手の温もりを感じるこの塩ムスビを口にすると、会議では出てこないリフレッシュされたアイデアがたくさん湧いて来るはずです。
  心が和むと人は何かを発見する。私はそう思います。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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