コラム 三寒四温

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まっ黒けーのけ

最近、どうも2つの事が
同時にできなくなった気がしてなりません。

料理が大好きな私はキッチンの4口あるガスコンロを使い、複数の鍋で同時に煮る・蒸す・炒めるを進め、さらにはコンロ下のオーブンで焼く作業もこなすほど、器用に同時調理してきました。しかし最近、おかしいんですね。

車でいざ出発、という時に家内が「ガスストーブは消した? あと、お湯を沸かしていたけど火は止めたの?」の一言。しかし、わずか数分前の行動が思い出そうと考え込むほど曖昧なものに……。という訳で家内が締めたばかりのシートベルトを外して車を降り、セコムを解除して2階のリビングとキッチンの火元を確認して戻ってきました。お手数掛けて申し訳ない気分。

「大丈夫だったわよ」。
ホッとしましたが、やや険しい雰囲気が車内を包みます。それはそれとして、「まだまだボケてないぞ!」と心の中で思うのです。

しかーし! ある日のこと……

煮物を火にかけたまま、1時間。

TVを観ていた私は、“急に”そう、急に思い出したのです。魚を煮続けていた鍋の事を! 慌ててキッチンに向かうと案の定、文化鍋からはもうもうと黒煙が。蓋を開ければ「まっ黒けーのけ」でございまして、魚はもはや原型を留めておらず、見事(無残)な“化石”になり果てていました。

最近ではこうした老人の単身家庭での事故による火災が多いと聞いていましたが、まさか自分が……。帰宅した家内に顛末を告げると、「まったくもー」と窘められ、さらに1週間後、またしても同じ失敗を繰り返してしまったのです。

この時以来、ガスコンロでの調理時には「絶対に目を離さない、離れない」という鉄則を固く取り決めたのですが……。

今日のランチは「バゲットサンドイッチ」。買い置きのバゲットにたっぷりと霧吹きで水を含ませて、200℃に温度設定したオーブンに入れました。

机に向かい書き物をする事1時間。ハッ! と気付いてキッチンへ急ぎ、オーブンを開ければ……アリャリャ、ナンテコッタ! バゲットが炭化しているではありませんか! 私は思わず大きめのパンナイフを手に、流しの中で炭と化したバゲットの表面を削り取るのですが、ナイフの勢いあまって流し台
の外まで炭化したバゲットの屑が飛び散り、掃除のおまけまでいただく羽目に。「あー、なんて日なんだ」。3分の2ほど削ったバゲットは中身が少しだけ原型を取り戻したので、恐るおそるかじってみると“焼き過ぎのラスク”と成り果てていました。

帰宅した家内は、掃除が行き届かなかった周辺や床に広がる惨状を見るや「またやっちゃったの?」と顔をしかめています。


ご同輩の皆様、
火の用心、さっしゃりませ!



弊社社長 菅田耕司のコラム


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