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コラム 三寒四温

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肝に銘じて

オゾン層破壊による地球温暖化は世界各地で甚大な被害を起こし、発展途上国などでは衛生面から発生する各種伝染病など、新型コロナウイルス以上の危機的状況にあります。しかしこれは我々人類みずからが招いた、紛れもない現実なのです。

弊社を創業した父の後を継いで、毎年製パン関連各社に呼びかけて開催してきた海外研修は父が残した大事な企画です。コロナ禍の今年を除いて毎年、知識向上と革新を求め世界各地で研修旅行を行ってきました。延べ参加者数は父の代も含めると1,000人を超えます。多くの方々と共に日々変化する世界の製パンおよび関連施設を訪問して研鑽を重ねてきました。

さらに2008年より「カーボンオフセット」に貢献する試みも始めました。研修旅行によって排出されるCO2量を概算し、それに見合う金額を訪問地の植樹活動や環境団体や緑の基金への寄附を行い、地球温暖化の抑止にささやかながら協力を続けております。

ノーベル平和賞を受賞したケニア共和国のマータイ環境大臣とお会いして感銘を受けたのもその前後だと記憶します。マータイさんはエコロジー啓蒙の心構えを「MOTTAINAI(もったいない)」と日本語で発信し広めた方です。

駐日ケニア共和国特命全権大使であるアオリ氏の自宅にてマータイさんとのディナーに招かれ、いろいろなお話をうかがえた事は私の人生を変えた記念日だったかもしれません。ケニアはエネルギー資源不足のため水道・ガス・電話などインフラ整備が進んでいません。特に地方では環境保全の概念が浸透しづらい状況ゆえ長年にわたる無計画な森林伐採、そして焼き畑による火災被害が多発していました。そこで立ち上がったのがマータイさんです。

それまでは主要都市のエネルギー確保で手一杯、地方は惨憺たる有様でしたが、持続可能な植樹活動で森林再生に貢献するマータイ基金の設立は大いなる一助となりました。彼女が亡くなられた今でも世界各国から寄せられる寄付金は、植林や上総掘り(日本古来の工法による井戸づくり)といったさまざまな保全活動に充てられています。

現状の経済最優先を続けるのか、子どもや孫、後々の世代に未来を託すために地球環境の整備に舵を切るのか。いずれにせよ課題は山積しており、世界のリーダー達の協調が求められています。そう、未来は目先の損得勘定ではなく、健全に創造していくのだ、という事を肝に銘じて。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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