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コラム 三寒四温

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キンキとメンメ

 日本は広い! 私は日本人でありながら、あまりにも日本を知らなかった自分を最近になって知りました。特に"食"に関してはこのコラムを通して"ウンチク"をたれていたのを恥じる思いです。
  先月、何気なくテレビのスイッチを入れたら、「秘密のケンミンSHOW」というTV番組をたまたま放映していました。その番組で「キンキ」のおいしい食べ方を北海道から中継しているのではありませんか。キンキは別名「メンメ」とも呼ばれ、魚の女王とも言われるほどの超高級魚でありまして、"釣りもの"になると一匹五千円はしますので、我が家ではなかなか食卓に上がらない逸品です。
  さて、テレビで紹介する"おいしい食べ方"なんですが、お湯でただ煮るだけ。「湯煮」という、そのものの調理法でして、煮上がったら皿に盛り、ウスターソースをかけていただく。ウ・ゲー! 中継を見ていたスタジオも侃々諤々「ウッソー! 本当なのー?」「キモチワルー!」など全員が顔をしかめていたのですが、北海道の人たちはおいしそうに食べています。という訳でスタジオでも試食となりました。
  タレントの友近さんが、ひと口食べてのコメントは「これまで、この食べ方を知らなかった私は人生を損しましたー」。スタジオの試食した人は皆、絶賛の嵐です。番組も悪乗りなのか、中継の大阪で道行く人に声をかけてウスターソースをかけたキンキを食べてもらいました。「キンキにソース? ふ、ふざけるなー」と言っていた若者は、ひと口食べて「これイケルわー、たまげたなー」と感心しきりです。キンキの脂はソースに負けず、ほど良いマッチング。とは司会者の弁。早速私は翌日に高価な釣りキンキを買い求めて、湯煮にして、そして覚悟を決めて、この美しき魚の女王を冒涜する行為、すなわちウスターソースをかけて食べてみました。
  「いやあ、合いますね。酒よりも白ワインが合います。ご飯にも最高の相性でして、とにかく、脂がうまいのなんの、ホクホクとした身にウスターソースとその脂が絡んでたれてゆく、その汁を吸った飯がまたうまいのなんのって」
  その土地々で色んな食べ方がある事を知りました。そもそも湯煮にしたキンキにウスターソースをかけて食べる方法は、漁師が船上の食事で醤油がないのに気付き、たまたまあったウスターソースをかけて食べたのが始まりだそうです。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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