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コラム 三寒四温

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おもてなし

時に、友と酒を飲み、語らい、おいしい料理に舌鼓を打つ。この至福の時を大事にしたいから私はよく友人を自宅に招いて心ばかしのおもてなしをする事を私の〝趣味〟と位置付けています。
  友人をもてなす際、メニューづくりから料理を盛り付ける〝器〟に気を使うのはもちろんの事、肴に合わせた酒やワインを手に取り、訪れる友人の顔を思い浮かべながら吟味して選ぶ時は楽しいひと時となります。創作意欲がグングン沸いてきます。雰囲気作りも大切ですね。会話にうるさくない程度のBGMの選曲、灯りの演出、季節の生花は玄関に活けてから、料理の下準備にかかります。料理に飾る木の芽や四季折々の草花を必ず添えて、お客様の目を楽しませる事には一番気を使います。もちろん全ての料理には渾身の真心をこめて丁寧に調理するのを怠りません。食べにくい一品には隠し包丁を入れたり、美しく見せるための飾り包丁に細心の心配りをするのは当然の事です。そしてもう一つ大事な事があります。料理と、それに合った酒を出すタイミングです。いわゆる「間」というものです。早くてもいけない。遅くてもいけない。もちろん料理と酒のミスマッチなんてとんでもない事態です。「おもてなし」。簡単な様で実は奥が深い。まるで「茶道」のようですね。
  先週「鳥越製粉・第55回経営技術総合研究会」が福岡で行われましたが、講師で食生活ジャーナリストの山本謙治氏が「東京都内に住む単身世帯は50%を突破して今ではスーパーやコンビにでは白菜の一玉売りは姿を消し1/4から1/8サイズまで小分けされて売られているのが現実です」と言われていたのを思い出しました。
  個食化の進んだ現在、〝食〟にこだわる人が少数派を占めている。という山本氏のデータも淋しい限りです。
  料理を作らなくなった家庭が増えて、ケータリングや冷凍食品のそして出来合いの惣菜に少し手を加える〝手料理〟が花盛りの昨今、〝おもてなし〟の方法も様変わりするのでしょうか。日本の〝食〟が心配でなりません。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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